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既に国籍不明となりつつある現代の大和撫子


by rieonair
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妖怪がうようよする道@鳥取


日帰り鳥取ぶらり旅をしてきた。

大阪から車を飛ばすこと3時間ちょっと。
行きたい場所が端と端という、少々無謀なプランだったので、
かなりキツい日帰り旅となってしまった。
朝8時に出発して、帰宅は深夜12時を過ぎていた・・・。

ちなみに、行きたかった場所のうち1つは時間が無くて断念してしまった。
次回の旅にとっておくことにしたのである。
無謀すぎるプランだったと、ちょっとばかり反省。

日曜日でETC高速道路料金が1000円だったので、
高速道路が混むことを予測していたのだけれど、
意外にも高速は空いていた。


行きたかった場所その壱、「水木しげる記念館」。
でも、記念館以外に、水木しげるロードを歩いてみたかった。
妖怪たちがうようよしていると聞いていたから。

今回は素敵な写真が沢山あるので、いつもより写真は多めにて公開。



境港の駅に車を置いて、水木しげるロードを歩く。
ゲゲゲの鬼太郎を私が結構好きだというのは、周知の事実であるが、
(夏祭りでお面を買ったくらいだし?)
強行な旅をしてまで、ここに行きたいというのに、
ちょっとびっくりしたらしい友人も多かった。

せめて1泊すれば?車で行くの?新幹線にすりゃいいのに。
と、色々言われた。



見所が沢山あって書ききれないので、
今回は最初に訪れる事になった「水木しげるロード」について。

境港駅から水木しげる記念館までの道を総称してそう呼ぶらしい。
駅前や、道のいたるところに、
ゲゲゲの鬼太郎に登場してくる妖怪達の銅像があり、
道にある店は全て、ゲゲゲの鬼太郎繋がりのものばかり。

妖怪がうようよする道@鳥取_f0168902_0441027.jpg
何よりもびっくりしたのは、
タクシーの上に乗っている会社の名前を表示している、アレ。
目玉親父の目なんだもん。
駅前の草陰からのぞくそのサインがなんとも言えず可愛かった。
沢山のタクシーが並んでいて、その上が全部目玉な光景は笑えるものがある。
ここまで、水木しげるの作品が浸透していて、
しかも町おこしの重要なポイントとなっている点は見逃せない。

ちなみに、警察署は鬼太郎が警察官になっている絵が描かれ、
目の前には鬼太郎の人形。
電気は目玉親父の目、という警察らしからぬ光景。
警察署を身近に感じられるというのは良いことなのかもしれないけど。



妖怪がうようよする道@鳥取_f0168902_0463770.jpg
水木しげるロードにある銅像の中には、
よく知っている鬼太郎やネズミ男も居たけれど、
当然のこと、私の知らない妖怪達も沢山いた。
でも、人がたかっている所は大抵、鬼太郎なんだな(笑)。
人気がある少年妖怪なんだなーとしみじみ思ってしまった。

原作の鬼太郎は結構怖い顔をしていることが多いのだが、
アニメ化されている鬼太郎や、銅像になっている鬼太郎は、
なんとも可愛い顔をしている。今ウケしそうな顔?

因に、ネズミ男の銅像は、
「豚インフルエンザから身を守ろう」という札がつけられていて、
銅増なのにマスクをしていた。なんか笑える図であった。



妖怪がうようよする道@鳥取_f0168902_0522784.jpg
道にある街頭に、水木しげるの妖怪達の絵がかかれているだけでなく、
駐車場やトイレなどなどの標識もなかなかユニーク。
男性トイレは鬼太郎、
女性トイレは猫娘、
身体障害者用スペースは目玉親父が車いすに乗っている。
可愛くてたまらない。このセンスに脱帽であった。
でも、不思議なことに、水木しげる記念館の中のトイレ表示は普通・・・。
どうしてここも統一しなかったんだろう?という疑問はさておき、
この徹底した町おこしぶりには感動すら覚えた。


水木しげる記念館に入るまでのエンターテイメント性の高さ。
このロードにいるだけで、かなり楽しめる。
外国人の観光客は見かけなかったけれど、
子供連れやカップル、老夫婦、友人達の数人のグループ、
といった、老若男女が道を歩いていて、
周りの閑散とした雰囲気とは打って変わって、
この道だけはかなり栄えているらしかった。

ウエンツ君が鬼太郎を演じてから、ますますその勢いは増したらしく、
ロード沿いには、ウエンツ君が食べたというラーメンやおにぎりを売る店、
ウエンツ君が訪れた際に撮影した写真などが多く飾られていた。
もちろん、その他多くの芸能人が訪れた痕跡も、至る所にあったけどね。


鬼太郎少年の仲間達がうようよしている、水木しげるロードを抜けると、
「突然」という感じで出現する水木しげる記念館。

・・・このお話はまた次回。


妖怪がうようよする道@鳥取_f0168902_05684.jpg

「水木しげる氏と、仲間達」
by rieonair | 2009-05-31 23:58 | ぶらり旅